愛媛みかん 直売 |
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信介農園 |
産地直送は、なぜ美味しい? |
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スーパー等で購入するみかんよりも、産地直送のみかんの方が美味しく 感じるのは、どうしてでしょうか? |
理由その1 最大の理由? |
簡単明瞭、そして最大の理由があります。 それは、 |
適当な時期に収穫して、美味しい時に、お届けするから。 |
です。 農協を通す場合、農協への出荷期日が指定されていて、味の良し悪しの関係なく、指定の 日までに収穫して出荷しないといけません。 大量に取り扱う業務上、仕方のないことですが....。 また、地方の市場に出荷する場合でも、特別に品薄状態な不作年を除けば、できるだけ 「早い時期に」出荷する方が価格が高いことが多いので、少しでも「早く」収穫して、「早く」 出荷したい!という心理になります。 農家は趣味ではなく、みかんの売り上げで、ゴハンを食べさせてもらっていますから。 まだまだ熟していなくて、酸っぱいみかんを早く出荷するよりも、完熟するまで待って、 (そのうちに、鳥やイノシシなどに食べられたり、寒波の被害にあうかもわかりません。)、 美味しくなったみかんの方が、売値が下がるとなれば、美味しくないとわかっていても、 みんな、そうするでしょう。 |
理由その2 それぞれの農家に、「こだわり」があるから。 |
決して、直売農家以外の農家さんに、「こだわり」が無い訳ではありません。 |
「こだわり」の重点(優先順位)が、違う場合があるのです。 直売農家の最優先項目は、もちろん、「味」です。 そのために、水の管理や肥料の選定などに気を使います。 化成肥料よりも、動物性たんぱく質を多く含む肥料が、味が良くなると言われています。 次に重要なのが、見た目のキレイさです。 もちろん、これも譲れませんが、少々の見た目の悪さなら、少しの値引きで販売できます。 農協や市場に出荷する場合は、まず、「見た目のキレイさ」です。 害虫や風による傷などで外観が規格よりも悪いと、味がいくら美味しくてもダメなのです。 価格は、もう、半値どころか、数分の一になってしまいます。 なので、まずは、キレイなみかん。 そのために、年中、消毒作業に追われます。 消毒に経費がかかるので、肥料は価格の手頃な化成肥料を使ってしまう場合もあります。 もちろん、その中でも、味にこだわっていらっしゃる農家さんもたくさんいらっしゃいますが、 直売農家の方が、味にこだわっている割合が大きいと予想されます。 |
理由その3 みかんの移動が少ない。 |
特に温州みかん等は、出来るだけ動かさない(転がしたり、振動を与えたりしない)方が、 新鮮な味が落ちないと言われています。 みかんを収穫してから、お客様の手に渡るまでの流れを、通常の流通と、産地直送の場合 とで、比較してみましょう。 |
産地直送の場合 |
@畑で収穫する。 Aトラックで家に持ち帰り、傷物をのけたり、大きさ別に分けたりと、選別する。 B箱に詰めて、宅配便のトラックで、お客様にお届けする。 の流れです。 この場合、みかんが「動かされる」のは、 「収穫」、「トラックで家に持ち帰る」、「選別する」、「箱に詰める」、「輸送する」、の5回です。 |
通常の流通の場合 |
@畑で収穫する。 Aトラックで家に持ち帰り、傷物をのけたり、大きさ別に分けたりと、選別する。 ここまでは同じですが、ここから、 Bトラックで農協まで運ぶ。 C農協の選果場で、再び選別する。この選別機械は、光センサーなどで傷や糖度・酸等を 選別したり、作業員の目でもチェックしたり、また大量のみかんを選別するので、機械は とても大きく、みかんは何十メートルも、コロコロ、コロコロと転がり続けます。 Dそして、農協で箱詰めされ、大型トラックで、都会の中央青果市場に輸送されます。 それから、せりにかけられ、 E仲買人がトラックで持ち帰り、スーパー等に運びます。 Fスーパーで箱から出され、店頭に並べられます。 そして、やっと、 Gお客様が購入し、家に持って帰って、食べます。 また、EとFの間に、更に別の業者が入ることもあります。 みかんが「動かされる」のは、何回か数え切れませんね。 |
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